院長ブログ

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2013.01.23更新

脾臓は胃の横にある臓器で血液を溜め込んだりするため、正常でも大きくなったり縮んだりしています。
腹腔内臓器の変化は気付き難いため、脾臓の一部あるいは全体が増大して巨大な腫瘤として発見されることがあります。

今回一週間の間に2頭の脾臓腫瘍摘出手術を行いました。

1頭目は12歳の雑種(体重9kg)でした。急に元気がなくなったので来院されました。レントゲン検査と超音波検査で脾臓腫瘍と診断し摘出手術をしました。摘出した腫瘍は20cmほどあり重さは1.2kgでした。(写真1枚目)術後は元気に退院できました。

2頭目は12歳のチワワ(体重3.4kg)でした。1頭目と同様に急に体調が悪くなり検査の結果、脾臓腫瘍でした。取り出した腫瘍はみかん位の大きさでした(写真2枚目)手術後は元気に退院できました。

当院では脾臓摘出の時にエンシール(電気メス)で血管を止血ながら切除ができるため手早く手術を終えることができます。(写真3枚目)そのため手術を受ける動物の負担も最低限にできるので術後の回復も早いと考えています。


 

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投稿者: さかい動物病院

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